アムステルダムの運河と水辺
合流後は、3人でアムステルダムの街を散策。
どこを歩いても運河のほとり。
水辺のある街って開放感があって気持ちいい。
アムステルダムは運河の街。
GoogleMapで見ると、この通り。
街と運河が共にあることが、ほんとによくわかります。
「世界は神が造ったが、オランダはオランダ人が造った」
という言葉があります。
オランダはかつて、海と川に囲まれた、湿地だらけの土地でした。
けれどオランダ人は、そんな自然環境に抗うための知恵と技術を磨き、
堤防を築き、風車で水をくみだし、干拓を進め、
文字通り、自らの手で国を作り上げてきたのです。
(国土の25%は海抜0m以下で、丘陵の少ない平かな土地が広がっているため、
オランダの大地は「False flat」とよばれることもあります)
そうやって領土を広げ、ダムや運河などの開発を進め、
水の力を利用して水運や産業を発達させてきたのが、オランダ。
オランダの発展は、まさに水と共にあったというわけです。
街なかには、水上のカフェテラスがちらほら。気持ち良さそう。
跳ね橋もございます。
そして、ボートハウス。
このボート、れっきとした「家」なのです!
一時滞在用でも観光用でもない、電気や水道も通った立派なマイホーム!
(※ただし、住むには、市議会の特別な許可が必要!)
今、ボートハウスの人気は右肩上がりで、許可を取得するのは至難の技だそう。
そのうえ、点検やメンテナンスなどの維持費がかさむため、
水上に住むことはオランダでは一つのステータスになっているそうです。
デッキでガーデニングを楽しんでたりもして、案外住み心地もよさそう。
こちらは夜の運河。街灯が水面に映って揺らめいて、いい雰囲気。
アムステルダム国立美術館の横を流れる運河は、見渡すかぎりずっとまっすぐ。
人や荷物を乗せた船が行き来する場面がぱっと頭に浮かんで、
「水の道」ってこういう風景のことをいうのかな、と思いました。
ここから歩いてすぐのとこに、ゴッホ美術館があったので、見学。
有名な耳切り事件をはじめとして、なかなか壮絶な生涯だったのですね。
ああでもないこうでもないうまくいかない、って
小さい時から晩年まで悶々とし続けてたんだなあ。
ゴッホの作品で1番好きなのは「アーモンドの花咲く小枝」 。
柔らかくて優しい絵だけど、
これが実は晩年の闘病生活中に書かれたものだと知って驚きました。
美術館見学後は、たくさん歩いたから休憩。
やっぱりハイネケーン。
と、キメ顔のおにいさま。
アムステルダム散歩、もすこしつづくよ。
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