益子陶器市 2016春 のレポート②

陶器市をぐるっと半周してたら、あっという間に2時間経過。

まだまだ奥の方に出店テントがあるんだろうな…と思いつつ。 休憩がてら、お勉強に「益子参考館」にいってみました。

益子参考館は、民藝運動の主導者の一人として有名な濱田庄司さんが、ご自身の作陶の参考に集めた品々を、 ”一般の方々と共有し「参考」にしてほしい”という意図で自邸の一部を開放して展示した記念館。  

沖縄、アイヌ、イギリス、メキシコetc...。 

国内外を問わず、濱田庄司さんが自らの目で選び抜いた工芸品が飾られています。

「京都で道を見つけ、英国で始まり、沖縄で学び、益子で育った」という言葉を残した濱田さん。

その言葉にあるように、館内では沖縄の焼物や、英国風の磁器も目立ちました。  

緑に囲まれた、ほんとに素敵なご邸宅…。 茅葺屋根のお屋敷の中には、うつわだけでなく、 丁寧に手入れされながら使い続けられた古い家具がたくさん。 古道具・古民家好きにはたまらない場所です! 

こちらは、展示のキャプションのごく一部。

”これだけの大皿に対する釉掛が15秒もかからないのは、あまりに早すぎて物足りなくないのか?” 

 ”しかしこれは15秒プラス60年と見たらどうか” 自分でも思いがけない軽い答えが出た。

この一節が、印象深く残りました。 「いざ」というときに迷いなく体が動く。 そこまで深く体にきざまれた感覚。 

そのぐらいまで、技を磨き、修練を重ねていくがプロなんでしょうね。 

濱田庄司さんが実際に作陶していた作業場。ろくろや登窯もそのまま残っていますよ。

沖縄の厨子甕。こういうものに影響を受けて作品づくりを続けてきたのですね。


* * * * * * 


益子参考館を後にした後は、遅めのランチをとりに、KENMOKU CAFEへ。 (写真は益子のランドマーク(?)のたぬき ´ ▽ ` ) 

益子には、ちょいといい感じのカフェや雑貨展もちらほら。 この日のランチは2種類。ローストポーク丼か、チーズinオムライス。

どちらもおいしそうだったけど、オムライスにしてみました。

おいしそー!(おいしかったです!)

そしてその後は、午前中にチェックしておいた陶器をゲットしに、会場をもう1周。

実際に購入したのはわずかでしたが、ほくほく幸せ気分で家路につくことができました。

 * * * * * * 

この日の戦利品はこちら。

いわゆる、益子焼ー!といううつわは購入せず 笑。 

前回ご紹介した、中川直人さんのあおいうつわ。 

お茶のとき小菓子を盛って出せそうな木の小皿。 

スイカ柄のお椀。 (みずみずしいモチーフだけど、うつわのあったかみが残ってるのが気に入りました) 

この3種を買ってきました。 

中川さん夫妻は、ちょうど翌月神楽坂で個展のご予定だったのでDMもいただいてきました。 

ちゃん。 夕食は、青い器をつかった冷しゃぶサラダと、酸辣湯。 カンタンごはんでしたが、ちょっと夏っぽい味にできて満足満足。 こうしてわたしの陶器市初体験は、ほくほく気分で終了! 陶器市って、天国みたいな空間ですね 笑 目移りするくらいたくさんのうつわに囲まれて、幸せな1日でした。 

これから10~11月にかけて、全国で窯出し&陶器市がはじまりますが、 皆さんはどこに出かけられますか? 信楽、波佐見、萬古、備前、読谷、美濃etc... 英田も行ってみたいところは山ほどありますが 笑、 なんとか厳選して、秋の陣にも参戦したいと思います!

よりみちのいいわけ ※工事中

英田南のデザイン/アート/工芸/雑貨を求めて旅する日記。★オランダ&ベルギー日記更新中 ★ブログの移転作業中のため、一部記事が歯抜け状態です(スミマセン…)1月には移転完了の予定です。

0コメント

  • 1000 / 1000