フォロ・ロマーノ&コロッセオで古代ローマ遺跡さんぽ。
おはようございます。ローマで迎える、2回目の朝。
この日は ★古代ローマ遺跡 フォロ・ロマーノ ★グラディエーターが戦った コロッセオ ★バチカン市国にあるキリスト教の総本山 サン・ピエトロ大聖堂 に行ってきました。 * * * *
AM9:00。コロッセオ前には、すでに観光客やグラディエーターのコスプレの方々がたくさん集まっていました。 当たり前なのですが、大きい! ここに古代ローマ人が何万人も集まって、剣闘士の試合をみていたのですね。 回廊をぐるぐる周り、グラディエーターが通ったという通路にもぐったり、 観客席からの景色を見た後は、コロッセオのお隣のフォロ・ロマーノへ。 え?お隣? そう。すっごく近いんですよ。 だって、振り返ったらコレですもの。
だああああん。 すぐ横に凱旋門の遺跡がおわしますのです。 この向こうに、遺跡がゴロゴロ残った敷地があるのです。
少し回り込んで、北側のエントランスへ向かいます。 敷地に一歩足を踏み入れるとこちら!
これ全部古代ローマの遺跡なんです!
コロッセオも壮観だったけど、こちらはさらに圧巻! 緑ゆたかな広大な敷地の中に、古代ローマの建造物が何十も残っているのです。 2000年以上前の建物がまだ形をとどめているなんて信じられない。
かつて神殿の柱だったもの。 コリント式の柱ですね。 柱の上部を土台部より少し細めることで、 遠近がついて、より建造物が巨大に見えるという技法。 世界史でやったなあ…。
元老院、凱旋門、皇帝の住居、古代図書館etc... とにかくひとつひとつの遺跡が巨大で装飾も繊細! こんな建造物がゴロゴロあったなんて。古代ローマの凄さがよくわかります。
あ。この文字は「デザインの授業で習った!」と思って写真を撮りました。 「トラヤヌス帝の碑文」です。 ここに刻まれている文字こそが、私たちが今もPC上で活用している、 「Trajan(トレイジャン)」というフォントの原型となった文字なのです。 約2000年前に刻まれたこの文字は、その完成度とバランスの良さが高く評価され、 今もなお「ローマンアルファベットの源」として愛されており、 デザイン書でも、頻繁にその成り立ちについて紹介されています。 フォントにもいろいろ性格やイメージがありますが、 (ポップ体や丸ゴシックなら「カジュアル」、明朝体なら「まじめ」な印象を受けますよね?) Trajanの場合は、上記のような2000年の歴史に裏打たれた「伝統、歴史」、 あるいは「高級さ、偉大さ」のイメージが内包されており、 そうした表現をしたい時にこのフォントが使われます。
映画「グラディエーター」のタイトルロゴも、Trajanでした。
さてさて遺跡さんぽは続きます。順路にそっていくと、だんだん丘の上をめざすかたちに。
階段をのぼった正面に見えるのは、神聖な泉を祀る建物。
建物のところどころに、ほとんど消えかかっているけど極彩色の装飾の跡が。 この場所が経た年月と、かつての壮麗さを感じます。
こちらは、古代の競馬場!
写真の右奥に見えるのは、かつて皇帝や身分の高い貴族のための観覧席だそうです。
遺跡をぐるっと見終えたら、サン・グレゴーリオ通り沿いの出口が見えました。
ひー。歩いた歩いた。 フォロ・ロマーノだけで2時間くらい歩きました。
そしてなにより暑い!
このとき、時期は3月でしたが、日が高くなってくると日差しがきつく、 夏なの!?と叫びたくなるくらいでした。 日陰も少ないので、これから行く方は暑さ対策に十分気をつけてくださいね。
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