サン・ピエトロ大聖堂でキリスト教になってもいいなと思った話

フォロ・ロマーノを後にして次に向かったのは、キリスト教の総本山「バチカン市国」。

ローマ教皇庁によって統治されるこの小国は、ローマの真ん中にすっぽりおさまる形で位置しています。

国境を跨ぐときも「ここからバチカン」という簡単な標識があるくらいなので

別の国に入ったぞーという感覚が全然なく、なんか不思議な感じでした。 

ようこそバチカンへ! 

↑ こんな銅像がお出迎えしてくれるくらいです 笑 

歩いていくと、総本山中の総本山「サン・ピエトロ大聖堂」が見えてきました。

だあああああん!! サン・ピエトロ大聖堂に到着! 

大聖堂の両翼には、こんな風に、大きく弧を描いた回廊Gが。

その上には聖人の像がずらり。その数なんと140人! 

この回廊は、キリストの両腕をイメージして造られており、

中央広場に立ったとき、キリストの腕に抱かれるように感じてほしいと願い設計されたのだとか。 

回廊の下はこんな感じ。 

大聖堂に入るためには、ここで並んで待機します。この柱の高さ、おわかりいただけるでしょうか。 超 高 い ん で す 。 この時点ですでに、キリスト教の総本山の凄さをじわじわ感じます。

でも、世界三大宗教の本気はこんなもんではありません。

30分ほど待ち、ようやく入れたサン・ピエトロ大聖堂の中がこちら! 

なんというか。 25年生きてて、”荘厳”ってこういう時に使うんだなって初めて思いました。

装飾も、光も、空気も。

あまりにおごそかで、神聖な雰囲気に満ちていて、圧倒されちゃいました。 

でもなんだか空気全体は優しいの。 訪れる人を包み込むような空気に満ちてるの。 なんだかもう、すごすぎて。びっくりして。(語彙力が限界でたどたどしい) こんなの見ちゃったら、キリスト教に改宗しちゃうなって結構本気で思いました。 そしてなにより。 サン・ピエトロ大聖堂の入ってすぐの場所には、 ミケランジェロが製作した「ピエタ像」が展示されてるんですがね。 それがなんかもう…感動しすぎて。 なぜか落涙しました。 

たぶん周りからは 「この子なんか辛いことあったのかな(・_・;」と 思われてたと思う 笑

でも人ってあんまりきれいなものみると涙出るんですね。はじめて知りました。 

バチカンは、はじめてのこといっぱい教えてくれました!笑 


ピエタ像は、十字架から降ろされたキリストをマリア様が優しく腕に抱いた彫刻なのですが もうマリア様の表情もキリストを抱く腕も、最高に慈愛に溢れてて! 体の線もすごくやわらかくて… なんでただの石の塊からこんなにも美しいものを掘り出せるの…!? と感動して、ずっとピエタ像の前に立っていました。 あんまり感動して、もう写真も撮っちゃいけないような気がして、 「もう私ここで撮れない!任せる!!」とKちゃんにカメラを託して 笑。

ただただ突っ立って雰囲気に酔いしれてました。 というわけで↑の写真たちは半分以上Kちゃん撮影によるものです。 こんな感じだったから、感動した!!と言ってる割にピエタ像の写真はありません。 あしからず 笑

よりみちのいいわけ ※工事中

英田南のデザイン/アート/工芸/雑貨を求めて旅する日記。★オランダ&ベルギー日記更新中 ★ブログの移転作業中のため、一部記事が歯抜け状態です(スミマセン…)1月には移転完了の予定です。

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